日本人が英語のリスニングが苦手なワケ
日本人は、なぜ英語のリスニングが苦手なのか?
理由その1
一言で言ってしまうと、日本人は、英語を聞き取れる耳が
できていないからです。
言語学上、日本語と英語は、特に「音」の観点から見て
とてもかけ離れた言語です。
それはどういうことかと言うと、英語には日本語にない音が
たくさんあります。
日本語の基本的な母音が、「あ a い i う u え e お o」と
5つであるのに対し、英語の母音は全部で16個あります。
そして、子音に関しても、日本語の子音は10個ほど
しかないのに対し、英語には全部で16個の子音があります。
単純に考えても、日本語には、英語だけにしかない音がないので
日本人が英語を聞きとれなくて当たり前と言えば当たり前です。
理由その2
そして、日本人が英語を聞きとれないのはもう一つの理由があります。
それは、日本語の周波数は、英語の周波数とかなり異なることです。
日本語の一番高い周波数が1500ヘルツであるのに対し、
英語の一番低い周波数が2000ヘルツなので、
日本語と英語の周波数では、交わるところがないのです。
以上の結果、日本人が英語を聞く時に、どういうことが
起こるかと言うと、日本人の耳に、日本語にない英語の音が
入ってくると、脳の中で日本語の似たような音で
置き換えてしまっているのです。
ですので、日本人が英語を聞く時には、英語の音が
耳に入ってこず、何か英語の音が聞きとれたと思った時は、
実は、ただ日本語の似たような英語の音が聞こえたと思った
だけなのです。
そして、英語を話す時にも、日本語の似たような音で英語の音を
置き換えて話そうとするので、カタカナ英語になってしまうのです。
では、言語上、日本語と全くかけ離れた英語を学ぶには
どうすればいいのでしょうか?
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